記念すべき、Heart Note 第1弾の今回は、教会のお母さん的存在・まちこさんと、その娘さん・照子さんの親子トークをお届けします。
まちこさんと教会の出会いや、信仰を通しての変化についてお話を伺いました。

まち:歩くことが大好きで、教会がある北野坂は私の散歩道。山登りも好きです。3人の孫たちとおにごっこをするのが、いちばん体力を使うかも(笑)。
てる:娘の照子です。母は教会のイベントにも欠かさず参加するほど教会が大好きですが、まさか自分の母が教会に来るようになるとは思ってもいませんでした。
まち:ほんま不思議よね〜。
てる:実は私たち、昔はそんなに仲の良い親子ではなくて……。母に対して「もうっ!」と不満に思うことも、正直ありました。
そんな中、ある日の礼拝説教のテーマが「新しく変わりなさい」でした。牧師先生が「自分が変化することの大切さ」を話されていて、当時落ち込みモードだった私は、「このままではいけない!」と思い立ち、何か新しいことを始めようと決心したんです。
そして「私にできることって何だろう?」と考えたとき、母の顔が浮かびました。「母を伝道したい」と、なぜか強く思って、教会の「親子コーラス」に母を誘いました。
まち:「親子コーラス」が私にはピッタリだったみたいで、毎週歌うのが楽しみでした。教会のママさんたちと一緒に賛美を歌っていると、自分の心がキレイになっていくような感覚がありました。
何か月か経った頃、娘に「聖書を学ばない?」と勧められたんですが、その時は断ったんです。娘の通う教会だから、自分に合わなかった時に「やっぱりやめとくわ」と言いにくいなと思って……。
てる:そうそう(笑)。親子コーラスを始めてから御言葉を聞くようになるまでは、けっこう時間がかかったよね。
まち:やっぱり「賛美」が大きかったです。毎週コーラスに参加して、賛美に癒されていく感覚がありました。賛美のおかげで「聖書の話を聞いてみようかな」と思うようになったんです。
それに、牧師先生が「神様の愛」について話してくださった時、「人間は好き勝手に生きているけれど、神様は一人ひとりを見守ってくださっている」という言葉が心に響きました。
信仰のなかった私ですが、「何かに守られている」感覚はずっとあって、その話を聞いたときにストンと腑に落ちたんです。それで御言葉を学んでみようと思いました。
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―御言葉を聞き始めて、大変だったことはありますか?
まち:聖書も礼拝もまったくの未経験だったので、御言葉に集中するのがすごく難しかったです。カタカナの名前がたくさん出てきてチンプンカンプン(笑)。話を理解できないと眠たくなったりして、申し訳なく感じることもありました。
てる:「途中でやめようかな」って私に相談したこともあったよね。
まち:そうそう。その時に娘が「私もそうだったよ〜。ゆっくりで大丈夫、続けることが大事だから」と言ってくれて。私に合わせて、ボチボチ楽しく教えてくれました。
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―御言葉を学んで、よかったことは?
まち:御言葉を聞く前にいつもお祈りするんですが、「自分の祈りが叶えられている」と感じることがあり、それが本当にうれしいです。
ずっと満たされない思いを抱えていましたが、御言葉を聞くうちに、傷ついていた心が癒されていくような感覚がありました。
てる:私はそばで母を見守りながら、つい口を出したくなることもありました(笑)。でも、そのたびに神様に祈るようにしていたんです。不思議なことに、祈っているうちに母自身が感動を受けて変わっていきました。
母の祈りも、私の祈りも、神様はちゃんと聞いてくださっているんだと感じました。
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―最後に、伝道してくれた娘さんに一言お願いします。
まち:やっぱり「感謝」です。私がここに導かれ、祈る中で御言葉を聞き、自分自身が変化していくうちに、自然と家族関係もよくなっていきました。
今、本当に幸せだなぁと感じています。ありがとう。